2012年3月18日 濤沸湖・平和橋
寒い寒い寒い寒い寒い。
まったくもう、今日の探鳥会では何度「寒い」と言ったかわかりません。春なのに、春のはずなのに、厳寒期の能取岬探鳥会よりずっとずっと寒く感じました。
この冬は寒い日が続いて雪解けも遅いのですが、濤沸湖の氷が融けるのも大幅に遅れています。いつもの年ならば平和橋の周辺はかなり氷が融け、開いた水面に浮かび上がるコイやフナなどを狙ってオオワシ・オジロワシが数十~百羽ほど集まっている(写真のような感じ)のですが、今年は開水面が非常に狭く、まだワシ類も数羽程度がちらほら見られるだけになっています。
このところようやく寒さが緩んで、多少春らしくなってきかな・・・と思い始めたところだったのですが、今日はまた冬へ逆戻り。まあ頑張って鳥を探すぞ!と張り切ってみるものの、沖の流氷原を通り抜けてキンキンに冷やされた北風が容赦なく吹き付け、私たちから体温と正常な判断力をどんどん奪っていきます・・・。
大きなミニバンと1BOXを風除けとして並べてもらい、全員その陰に入って北風をやり過ごしつつ、鳥を探します。
遠くの湖上にはオオワシが1羽ぽつん。
遠くの開水面にカモ類がちらほら。
ミコアイサ、寝てる。
・・・。
それでも頑張って探していると、誰かが段丘林にとまっているオジロワシを見つけてくれました。それをみんなで観察していると、オオワシもすぐ近くに飛来。オオハクチョウも頭上を通過。まあ、この条件下ではまずまずの結果と言えるでしょう!
一時間ほど頑張ったところで、移動して湖岸草原に降りているヒシクイを観察しようかと思ったのですが、残念ながら飛んでしまったのか大きな群れが見られず、その場で鳥合わせ、解散となりました。
ご参加頂いた皆さん、皆さんは寒い中よく頑張りました。エライです。ありがとうございました。
ちなみに、写真を撮るのを忘れたので数年前のを貼っておきます。あと1週間から十日くらいで、写真のような光景が見頃になるのではないかと思います。平和橋周辺の駐車帯に車を停めて、容易に観察できますので、皆さん是非春の濤沸湖へお越し下さい。鳥には近づき過ぎず、十分以上の距離をとった上での観察・撮影をよろしくお願い致します。
なお、今回の探鳥会はNHK北見放送局に取材していただきました。来週土曜日(3月24日)朝7:30からの「おはよう北海道・土曜プラス」内、[ぶらりみてある記]で放映される予定ですので、皆さんどうぞご覧下さい。
【確認種】オオハクチョウ、マガモ、ヒドリガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、トビ、オジロワシ、オオワシ、シロカモメ、アカゲラ、ハシボソガラス(以上、12種類)
【参加者】32名(内訳:北見市12名、網走市10名、紋別市2名、小清水町3名、美幌町3名、津別町1名、遠軽町1名)
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