2013年11月3日 濤沸湖・白鳥公園
雲が多い空模様の中での探鳥会となりました。
目の前にはユリカモメやハマシギの姿が。長い首を湖底まで伸ばして餌をとっているオオハクチョウの周りには常にスズガモがいて、捲きあがる泥の中から貝などを見つけてちゃっかり頂いている様子です。
そんな様子を見ていたら、背後の森の方からオジロワシの声が。ほとんど枝葉に隠れてしまってあまりよく見えませんでしたが、対岸にも別の2羽がとまっているのが見つかりました。西の空からはヒシクイの大群がガハガハ鳴きながら飛んできて、東の草地に降りました。そこへさきほどのと同じかどうかはわかりませんがオジロワシが2羽現れ、ヒシクイやカモ、アオサギたちが大パニック。たくさんの鳥たちが飛び交うなか悠然と飛ぶオジロワシを、今度はハヤブサが上から攻撃。なんだかすごい光景です。これが目の前で繰り広げられるのです。
ほかにもオオハクチョウ同士の賑やかな挨拶や、スズガモに混じるホオジロガモの姿などを観察したところで、解散とするべく「今日は出ませんでしたが、これからオオワシも見られますから・・・」と締めの挨拶をしていたら、なんとそのオオワシがすぐ目の前へ飛んできたではありませんか。また鳥たちが一斉に飛び立ち、騒然とした雰囲気に。
オオワシは魚でも浮かんでいるのを見つけたのか、湖面へ降下して何かを掴もうとするものの、失敗。そこへなんだなんだとオジロワシもやってきて、もう大変。大騒ぎです。結局、オジロワシもオオワシも何も捕ることができず、オオワシは逃げるオジロワシを追いかけて八つ当たり。2羽が遠くへ飛び去って、湖がまた平和を取り戻したところであらためて解散となりました。
・・・解散後、水鳥・湿地センターの中で雑談しながらの観察を続けていたら、目の前をタンチョウの一家が飛んでいきました。
やっぱり濤沸湖はたまりません。
【確認種】ヒシクイ、オオハクチョウ(※)、マガモ、オナガガモ(※)、スズガモ、ホオジロガモ(※)、ミコアイサ、カワアイサ、カワウ、ウミウ、アオサギ、タンチョウ(※、解散後・3羽)、オオソリハシシギ、ハマシギ(※)、ユリカモメ(※)、ウミネコ、カモメ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ、オオワシ(※)、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(以上、28種) ※印の付いた種類の写真はA.S.さんご提供
【参加者】35名(内訳:北見市13名、網走市13名、紋別市1名、小清水町3名、美幌町3名、雄武町1名、?1名)
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