【海岸調査講習会】2016年04月23日/浜小清水海岸
先週16日に実施予定でしたが悪天候のため一週間延期にし、本日の開催となりました。
2名の参加者の方と管理人の3名で実施しました。
まず、この調査は海鳥の死体等の漂着物を発見することが第一目的であること、広い砂浜などではジグザグに歩きながら漂着物を捜索すること、疲労すると集中力が削がれて本末転倒のため十分に余力が残る程度の距離を調査ルートとして設定すること、などの注意事項をお話ししてからスタートしました。
お配りした指定の野帳や図面への記入方法をその都度ご説明しながら調査を進めていきました。
浜小清水海岸はゴミも含めた漂着物がとても少なく、海鳥の死体系のものとしてはウミガラス類の初列風切羽(数枚がまとまって抜けているもの)が1点見つかっただけで、ドラム缶などの油関係漂着物も確認されませんでした。
風が強くて難儀する場面もありましたが、参加者が少なかったことが幸となり、漂着している羽から種を推定するポイントなどをご説明したり、毛ガニやクリガニなどの漂着物も発見したりと、ビーチコーミングを楽しむことができました。
調査といっても堅苦しかったり身体・メンタルへの負担が大きいものは長続きしませんので、楽しみながら実施することが大切と思っています。今後調査をされる方は、あまり気負わず、気楽に実施なさって下さい。調査方法など不明な点がありましたら遠慮無くお問い合わせ頂ければと思います。
海岸調査は4-5月の2ヶ月間実施します。お時間があれば、どこか近くの海辺をぜひ歩いてみて下さい。そして観察の結果をご報告下さい。「何も無かった」という情報もとても重要です。よろしくお願い致します。
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