9月に入りましたが、気持ちの良い秋晴れというよりは、汗ばむくらいの残暑の中、サロマ湖畔キムアネップサンゴ草群落地で探鳥会を開催しました。
サンゴ草(アッケシソウ)がまだ色づき始めたくらいでしたが、カンタンやハネナガキリギリスなどの虫の音も相まって秋の深まりを感じます。探鳥会が始まる時間の直前にハヤブサとチゴハヤブサの空中戦が見られ、参加者一同釘付けとなりました。探鳥会担当としてはシギ・チドリを遠くに飛ばさないで欲しいと祈っておりましたが、幸い近くの湿地帯にとどまってくれました。
湿地帯の水辺には、比較的大型のシギの仲間であるオグロシギやエリマキシギが観察され、サンゴ草の草丈と同程度のタカブシギやトウネンなどが見え隠れしていました。逆光の中でしたが、それなりにシギ類の数も多く、それぞれの大きさの違い、シルエット、動き方などを比較しながら観察ができてよかったです。
観察していると時折、ハイタカやオオタカも現れ、猛禽類もよく観察できる探鳥会となりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
【確認種】
マガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、タシギ幼鳥、オグロシギ幼鳥、タカブシギ幼鳥、トウネン幼鳥、オジロトウネン幼鳥、ヒバリシギ幼鳥、ハマシギ幼鳥、キリアイ幼鳥、エリマキシギ幼鳥、ウミネコ、オオセグロカモメ、トビ成鳥、オジロワシ1羽、ハイタカ、オオタカ幼鳥1羽、カワセミ、チゴハヤブサ成鳥1羽、ハヤブサ幼鳥1羽、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオアカ、以上29種類
【参加者】29名
報告:城石
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