2010年9月12日 紋別市コムケ湖
先日まで厳しい残暑が続いていましたが、そろそろオホーツクもようやく秋らしい風が吹いてきました。
今日は快晴・微風と天候に恵まれ、最高の探鳥会日和でした。
いつもであればコムケ湖をぐるりと周りながら観察するのですが、今回はあまりに参加された方が多かったので、移動にかかる時間や駐車スペースなどを考えて、集合場所であるキャンプ場前で粘る作戦にしました。ちょっと潮が引くタイミングがずれてしまい、集合場所周辺にはシギチドリ類が寄らず、陽炎で揺らめく遠くの影を識別する・・・という過酷な条件になってしまったため、不完全燃焼の方もおられたかも知れません(ゴメンナサイ・・・)。ただ、そんな過酷な条件下でもとりあえず楽しんでしまおう!というのがオホーツク魂です。自然を相手にしている限り、話のネタには苦労しません。いつものように笑い声が絶えることなく和やかな雰囲気で終始する、楽しい探鳥会となりました。
確認種:ハジロカイツブリ、カワウ、アオサギ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、スズガモ、トビ、オジロワシ、オオタカ、ダイゼン、トウネン、アオアシシギ、キアシシギ、オグロシギ、ウミネコ、キジバト、アオバト、ツツドリ、ハクセキレイ、コヨシキリ、シジュウカラ、カワラヒワ、ベニマシコ、ハシブトガラス(以上25種)、探鳥会終了後、チュウヒ♀1羽、イソシギ
参加者数:34名(内訳:紋別市5名、北見市10名、網走市5名、滝上町1名、湧別町3名、遠軽町1名、遠軽町生田原1名、小清水町2名、名寄市1名、旭川市1名、富良野市2名、札幌市1名、浦河町1名)
探鳥会終了後、湖口にある「三室番屋」にお邪魔しました。かつて番屋として使われていた建物を体験・宿泊施設として復活させたものです(詳しくはこちら→『三室番屋復活プロジェクト』)。
板張り・板葺きの番屋の中には囲炉裏や昔ながらの薪ストーブ、五右衛門風呂などがあり、昭和のナツカシイ香りで満ちていました(でもトイレは最新式!)。なんとも落ち着く癒しの空間です。これは建物丸ごと貴重な文化財です。管理運営されている「コムケの会」の皆さんに敬意を表するとともに、広く道民の文化遺産として後世に繋いでいくべきものだと感じました。
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