2010年10月17日 北見市中ノ島公園
スカッと抜けるような青空のもと、北見市内外から40名もの方々が参加され中ノ島公園周辺を散策しました。
いつもなら北見ヶ丘の展望台までえっちらおっちら歩いていくのですが、あいにく現在は道路工事の影響で通行止めになっているため、今日は公園をスタートし、川の堤防を常呂川・無加川合流部下流の頭首工まで歩き、対岸へ出て公園へ戻る・・・というルートを通りました。
まず、公園内の草地にヒメオドリコソウの群落を見つけ、そこに集まるセイヨウオオマルハナバチの働き蜂や、セイヨウミツバチなどを観察してもらいました。セイヨウオオマルハナは特定外来種として近年駆除の対象になっていますが、残念ながら特徴が十分に把握されないまま駆除作業が行われ、在来種であるエゾオオマルハナが混獲されている光景を見ることも少なくありません。このため、この機会に特徴の「(“白っぽい”のではなく)純白のおしり」をしっかり確認してもらうため、十分な時間を取ってたっぷりと観察してもらいました。ちなみに、植物に大変詳しいOさんとSさんから、ここのヒメオドリコソウは「モミジバヒメオドリコソウ」だと教えていただきました。
花や虫を観察したあと、公園を出て吊り橋を渡ります。マガモやコガモ、カワアイサなどがよく見られるのですが、あいにく今日はなぜか一羽も見あたらず、のんびり空で輪を描くトビや河川敷のグラウンドにたむろするハシボソガラスなどを観察していたところ、有り難いことにミサゴが1羽、出現してくれました。
体の割に細長い翼や、遠目からも白く見える体、餌を探している様子などをじっくり観察してもらい、ニアミスしたトビとの違いも実感してもらうことができたと思います。
その後、堤防上の芝生に生えていたツチスギタケを観察してから公園へ戻りました。
公園では時を同じくして「おさんぽ会」の皆さんによる「焼き芋の会」が開催されており、大人数で合流して美味しい焼きたてホクホクの焼き芋や、リンゴ、ブドウなどをごちそうになりました。
鳥の種類は少なくちょっと寂しい結果となりましたが、最高の天気と美味しい焼き芋でなんだかほっこり気分の探鳥会となりました。
確認種:ミサゴ、トビ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、エナガ、ハシブトガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、アオジ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(以上13種)
参加者:40名(内訳:北見市23名、網走市3名、遠軽町遠軽1名、遠軽町生田原1名、滝上町2名、湧別町2名、美幌町1名、津別町1名、大空町東藻琴1名、小清水町2名、斜里町3名)
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