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【探鳥会報告】120513/滝上町・錦仙峡

2012年5月13日8:00~ 滝上町・錦仙峡

前々日から前日にかけて、オホーツク管内はほぼ全域で降雪となり、斜里町ウトロでは15センチもの積雪状態となったそうです。沿岸部の網走市や紋別市をはじめ、内陸部の北見市や遠軽町なども積雪状態となり、「この分ではずっと内陸の滝上町はすごいことになっているのでは・・・」と危惧していましたが、いざ到着してみると、うっすら薄く雪化粧しているのみで心配も杞憂に終わりました。

「錦仙峡」は滝上町市街地の中央を流れる渚滑川の渓谷のことで、大小幾つもの滝が見られる景勝地となっています。川の両側には足に優しいウッドチップ舗装の遊歩道が整備されており、快適に散策ができます。今回は地元でガイドをされている「渚滑川の会」の方々に案内していただき、この遊歩道をぐるっと歩いてみました。

驚いたのは鳥影の濃さ。特にキビタキは♂、♀、若い♂など、次から次と個体が入れ替わりながらずっと私たちを先導してくれているかのような状態でした。いつもはおしゃべりしながらのんびり歩くのが私たちのスタイルですが、ここではキビタキ以外にもカラ類やオオルリ、コルリ、カワガラス、マガモ、オシドリなどが次々と現れて、見るのに忙しくて疲れるほどでした(笑)。素晴らしいのは鳥影の濃さだけでなく、鳥が近いこと。曇天で気温が低かったこともあるかと思いますが、鳥たちはせっせせっせと採食するのに忙しく、すぐ近くまでやってきてくれて、スコープの必要があまりないくらいでした。

どこを切り取っても絵になる豪快かつ繊細な渓谷美を嘆賞しながら、のんびり気持ちの良い散策を心ゆくまで楽しむことができました。

ご案内頂いた渚滑川の会の皆さまをはじめ、観光協会役場の皆さまなど、ご協力頂いた方々にこの場を借りてあらためて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。また来年もこの時期に探鳥会を開催させて頂こうと思います。今回は直前に雪が積もってしまったので遠方の方は参加を見合わせたようですが、天候に恵まれればきっと北見や網走などからもっと大勢参加することになると思います。前入りして温泉で一泊・・・というのも良いですね。

確認種:オシドリ、マガモ、カワアイサ、トビ、オオタカ、イソシギ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カワガラス、ノビタキ、コル リ、ルリビタキ、クロツグミ、アカハラ、ヤブサメ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、ハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ホオジ ロ、アオジ、カワラヒワ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(以上33種類)
参加者:27名(内訳:北見市6名、紋別市2名、滝上町16名、遠軽町1名、小清水町2名)

 

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