2012年8月26日 コムケ湖
お盆を過ぎれば北海道の夏は終わるというのが、道産子の一般常識だったはず。ところが今年はお盆を過ぎてからの気温の上昇が凄まじい・・・。今日のコムケ湖探鳥会は流石に真夏日には届かなかったけれど、ちょっと嫌になる蒸し暑さに加えて、力強い日差しを浴びながら始まりました。
まずはキャンプ場前の干潟と、その奥に広がるコムケ湖の湖面の鳥を観察します。湖岸にとまるオジロワシにホウロクシギ、いち早く南下してきただろうハジロカイツブリの小群や、ブイにとまるカワウをスコープで見ますが、どれも陽炎に揺らめきはっきり見ることが出来ません。手前の干潟には残念ながらシギチドリは皆無だったため、早々に観察場所を共和橋の方へ移動しました。
共和橋からは最近話題の脱走フラミンゴを遠望することができました。本日の参加者のたぶん一番の目的がこの鳥だったのでしょう(?) 。目の前の干潟に集まるシギチドリには目もくれず、皆一斉にスコープの照準を遠方の見慣れぬ大きなピンク色の鳥に定めました。アオサギの群れの中で休むフラミンゴの姿は、優雅で美しく見えますが、個人的にはオホーツクの景色には似合わない気がしています。とても大変な作業になると思いますが、今後の捕獲作業の成功を心より願っています。
フラミンゴで一時的に盛り上がった後は、本当の目的のシギチドリを皆でじっくり観察しました。やはり野鳥の会の探鳥会は野鳥の観察が一番ですね!!
【確認種】ハジロカイツブリ、カワウ、ダイサギ、チュウサギ、アオサギ、マガモ、ヒドリガモ、スズガモ、トビ、オジロワシ、オオタカ、コチドリ、メダイチドリ、ダイゼン、トウネン、ヒバリシギ、ハマシギ、オバシギ、エリマキシギ、キリアイ、コアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、オグロシギ、オオソリハシシギ、ホウロクシギ、チュウシャクシギ、オオセグロカモメ、ウミネコ、キジバト、アオバト、アカゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、ノビタキ、シマセンニュウ、コヨシキリ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、ヨーロッパフラミンゴ(以上、47種)
【参加者】31名(内訳:紋別市4名、北見市5名、網走市4名、遠軽町1名、湧別町1名、滝上町3名、雄武町1名、小清水町2名、中富良野町2名、栃木県6名、兵庫県1名、岡山県1名)
コメントはまだありません。
コメントのRSSを取得する トラックバック