「シンポジウム・野鳥と洋上風力発電-野鳥保護と自然エネルギーの共存を目指して」のお知らせ
□日時:2013年1月13日(日)10:00~18:00(開場9:30)
□場所:立教大学9号館大教室(東京都豊島区西池袋3-34-1)
池袋キャンパスへのアクセス(http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/)
池袋キャンパスマップ(http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/_asset/pdf/img-campusmap_ike.pdf)
□入場料無料/定員600名(申し込み不要)/同時通訳あり
□開催趣旨
日本では3.11の東日本大震災以来、再生可能エネルギー導入の世論がかつてないほど高まっており、その中でも洋上風力発電をはじめとした海洋エネルギーの分野は新しい技術として産業界からも注目されています。その一方、導入が進んでいる欧州ではすでに、野鳥への影響もみられるようになっています。
そこで、導入実績が高い英国とデンマークのゲストから、洋上風力発電の野鳥への影響やその評価手法、アセス制度などについて、海外の先行事例を学びます。
国内ゲストからは、アセス制度とその問題点、日本の海鳥の生息状況や生態、その調査手法等を報告します。そして、ディスカッションでは、法制度と海鳥の生態や調査手法の両面から、洋上風力発電を取巻く国内外の状況を比較、整理し、日本の自然条件に合った洋上風力発電の影響評価への考え方を提案し、野鳥への影響をなるべく出さない洋上風力発電のあり方について議論します。国内外の専門家が最新の情報を詳しくわかりやすく解説します。ぜひご参加ください。
□プログラム
10:00~10:15 開会の挨拶、オリエンテーション
柳生博(日本野鳥の会会長)、葉山政治(日本野鳥の会自然保護室)
【第一部:政府等による風力発電実証事業】
10:15~10:45 着床式洋上風力発電実証研究について(NEDO)
10:45~11:00 環境省浮体式洋上風力発電実証事業における取組について(環境省・地球温暖化対策課)
11:00~11:20 我国の洋上風力発電実証プロジェクトにおける鳥類調査について(イーアンドイーソリューションズ(株)/芙蓉海洋開発(株))
11:20~11:30 休憩(10分)
【第二部:国内外の法アセス制度とその課題】
11:30~12:30 英国の洋上風力発電計画において鳥類へのリスク低下をもたらす戦略的初期投資の仕組み (Chris Lloyd:海洋エネルギーコンサルタント)
12:30~12:45 風力発電事業に係る環境影響評価制度(環境省・環境影響評価課)
12:45~13:00 風力発電計画に関わる環境影響評価の現状とその課題(北村亘:電力中央研究所)
【第三部:野鳥の生態、影響とその評価】
14:00~14:25 日本に生息する海鳥の特徴:点在する営巣地と柔軟性の高い繁殖行動への配慮(風間健太郎:名城大学)
14:25~14:40 海鳥調査の注意点(予定)(福田佳弘:知床海鳥研究会)
14:40~15:00 根室半島における海鳥調査の結果と調査手法の検討(浦達也:日本野鳥の会)
15:00~15:15 船舶用レーダーを使った海上の鳥の調査~その可能性と限界~(植田睦之:バードリサーチ)
15:15~15:30 休憩(15分)
15:30~16:30 野鳥と洋上風力発電-デンマークでの経験から(Mark Desholm:オーフス大学)
16:30~16:45 休憩(15分)
【ディスカッション】
16:45~17:45 テーマ:野鳥との共存と影響評価 コーディネーター:松田裕之(横浜国立大学)
17:45~18:00 まとめ、閉会の挨拶 葉山政治、佐久間仁(日本野鳥の会理事)
□主催・後援
主催:(公財)日本野鳥の会
共催:立教大学
助成:地球環境基金
後援:環境省、(公財)世界自然保護基金ジャパン、(公財)日本自然保護協会、(公財)自然エネルギー財団
□問い合わせ
公益財団法人日本野鳥の会
TEL:03-5436-2633
E-mail:hogo@wbsj.org (担当:浦、植月)
詳しくはこちらのホームページ http://www.wbsj.org/ をご覧ください。
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