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日本野鳥の会オホーツク支部ブログ

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【探鳥会報告】130324/濤沸湖・平和橋

ヒシクイ群中のシジュウカラガン(提供:なべよしさん)

シジュウカラガン(飛んでいる一番右の個体/提供:A.S.さん)

遠くの氷上に群れるワシ類(提供:A.S.さん)

オオワシ(提供:A.S.さん)

2013年3月24日 濤沸湖・平和橋

13時、浜小清水の道の駅に集合。ポカポカ陽気で風も弱く、探鳥会日和でした。

いつもの年なら湖の氷もかなり解けている頃なのですが、今年は雪解け・氷解けがたいへん遅く、鳥の集まり具合もなんだかヒジョーによろしくありません。それでもまあやってみないと始まらないということで、ご挨拶のあと、さっそく全員で平和橋へ移動。

さすがに数は少なく、距離もかなりあるものの、氷上にはポツポツとオオワシ、オジロワシの姿が。橋をかすめて飛んでいく姿も見られました。浦士別川の河口辺りにはカワアイサとミコアイサがいて、そのうち1羽が飛んできて近くの湖面に着水してじっくり観察することができました。ちなみに、遠いワシ類の観察にはなべよしさんの新兵器「SWAROVSKI STX95」が威力を発揮しました。異常なまでの見え味に、一同呆然でした。

30分ほど平和橋で観てから、国道沿いの展望牧舎パーキングに移動し、草地に群れるヒシクイを観察することにしました。みんなで見始めて間もなく、「マガンがいました」の声。おお、マガンを探そうと思っていたら、今度は「シジュウカラガンがいた!」の声。こちらでは滅多に見られない鳥なので、場がにわかに沸騰し始めました。数多くのヒシクイの群れの中に1羽だけ混じって無心に採食しているので、特徴ある顔がなかなか見えません。「うーん、わからない」の声が続出しましたが、みんなで粘って、ほとんどの方が観ることができました。スコープを覗き続けて対象の鳥に焦点が合った時の感動を皆さん実感されたものと思います。

ワシ類やガン類のような大型の鳥が身近にたくさんいて容易に観察できるオホーツク・濤沸湖の素晴らしさをあらためて感じた探鳥会でした。

【確認種】ヒシクイ、マガン、シジュウカラガン、オオハクチョウ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、アオサギ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ、オオワシ、カラスsp.(以上、13種)

【参加者】30名(内訳:北見市8名、網走市9名、小清水町5名、津別町1名、遠軽町1名、遠軽町生田原2名、滝上町4名)

 

 

 

 

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