2013年5月5日 網走市・呼人探鳥遊歩道
日中の最高気温がヒトケタ（それもほとんど5℃以下）、夕方から夜には雪が降って朝には積雪・・・というような日々が、もう1週間以上も続いています。厳しい天候には慣れているはずの我々オホーツク人も、さすがにこれには参ります。
今日の探鳥会も心配していたのですが、担当の晴れ男パワーが勝ったらしく、気温は低いものの青空が広がってまずまずの探鳥会日和となりました。
遊歩道を歩き始めると、何羽ものゴジュウカラが出迎えてくれました。鳴き声のバリエーションが多いので、聞き分けるのが大変です。「あれはゴジュウカラ、これもゴジュウカラ、あっちもゴジュウカラ・・・」と解説していたら、キーキッキッと鳴きながらコアカゲラ登場。なかなかじっとしてくれず、あまりじっくりとは観察できませんでしたが、特徴的な鳴き声が聞けたので良かったです。クマゲラがいるような深い針広混交林にはおらず、呼人のような湿性林で主に見られることなどもご説明しました。
上空を飛び交う3羽のオオジシギに見送られつつ、辺り一面のミズバショウや、足下に咲くフクジュソウやエゾエンゴサク、ようやく咲き始めたキタコブシなどを見ながら歩を進めていくと、ヤブサメが鳴き、ウグイスも鳴き始めました。しばらく歩いて湖面が見られるポイントに到着。スコープで遠くのカモを見てみると、ミコアイサやウミアイサだとわかりました。一同、しばし休憩を兼ねてカモの観察をし、Uターンして入口まで戻りました。最後の最後に入り口付近でオオアカゲラのドラミングを堪能し、鳥合わせをして解散となりました。
【確認種】ヨシガモ、マガモ、コガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオジシギ、ユリカモメ、トビ、オジロワシ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、コアカゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ムクドリ、ニュウナイスズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、アオジ、以上38種
【参加者】40名（内訳：北見市15名、網走市12名、大空町女満別2名、大空町東藻琴1名、美幌町3名、津別町1名、小清水町2名、湧別町1名、遠軽町生田原1名、滝上町2名）
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