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【探鳥会報告】130630/津別町・ノンノの森

2013年6月30日 津別町・ノンノの森

ノンノの森は津別峠にほど近い場所にあります。

「ランプの宿 森つべつ」という立派な温泉ホテルに隣接しており、散策路もしっかりと整備されていて、快適な森林ウォークが楽しめます。

クリンソウの群生地として知られているほか、近年は森林セラピー基地としての認定も受け、脚光を浴びています。

今日はこの「ランプの宿 森つべつ」さんの駐車場に車を停めさせて頂いて、散策路を歩いてみました。

まずは入口付近でハリオアマツバメの歓迎を受けました。飛行速度が速い鳥なので普段はあまりじっくりと観察できませんが、今日は珍しくゆっくりと私たちの頭の上を旋回し続けてくれ、体の白斑の位置や四角い尾の形など、よく似たアマツバメとの識別点をしっかり確認することができました。

森の中を蛇行しながら流れる清流の清々しい水音を聴きながら、遊歩道を歩きます。クリンソウはちょうど見頃を迎えており、ほの暗い林内に明るいピンク色の可憐な花びらがたくさん輝いていました。

その美しさに目を奪われつつ歩を進めていくと、遠くで聴こえていたミソサザイのさえずりがだんだん近くなってきました。接近しすぎないようにやや離れた位置から双眼鏡やスコープで探してみると、倒木の枝先にとまって朗々とさえずっている姿を見つけることができました。サービス満点の個体で、かなり長い間同じところでずっとさえずってくれたので、参加者全員がスコープでじっくりとその愛くるしい姿を堪能することができました。

その後、沢の流れを背にして、緩やかな電光を切って斜面を登り、見晴台まで出ました。今日は本当に雲一つない快晴で、津別町最奥部の山並みを存分に目にすることができました。何か猛禽類でも尾根上に出てこないかな・・・という望みは叶いませんでしたが、クマゲラの「コロコロコロ・・・」というつぶやきは耳にすることができました。

見晴台を後にして、また沢づたいの散策路まで戻り、スタート地点へゆっくりと戻りました。鳥の姿は少な目ではありましたが、清々しい森林ウォークを堪能し、まさに「セラピー効果」を実感した一日となりました。

【確認種】アオバト、ツツドリ、ハリオアマツバメ(写真:A.S.さんご提供)、アカゲラ、オオアカゲラ、クマゲラ、ハシブトガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、アカハラ、コマドリ、コルリ、キセキレイ、アオジ

【参加者】25名(内訳:津別町1名、北見市9名、網走市4名、美幌町2名、大空町女満別1名、小清水町2名、遠軽町1名、遠軽町生田原1名、湧別町1名、滝上町2名、釧路市1名)

※ダグラスさんによる英語のリポートはこちらです↓

http://www.okhotskbirds.com/reports.html#tsubetsu

 

 

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