シンポジウム「十勝発。ツルと人との新しい関係。
~地域とともに考える、タンチョウ分散の取り組み~」
地域の人たちの手厚い保護活動により、1,000羽を超えるまでに回復した
タンチョウ。一方、現在は釧路湿原周辺域にある給餌場に90%以上の個体が
集中越冬し、何か問題が起きれば、再び絶滅の危機に立たされてしまいます。
本来の生息環境を大きく失った今、タンチョウが自然分散していくことは容
易ではありません。タンチョウと人との新しい関係を築きつつ、ともに暮らし
調和していくにはどうすべきか、地域で考えていく必要があります。
タンチョウ本来の生態や、十勝での生活の様子、タンチョウが棲める環境を
市民とともに作っている事例などを紹介しながら、タンチョウにとっても人に
とっても素晴らしい地域作りを進めるため、このシンポジウムを企画しました。
1.開催日時
平成26年3月1日(土)13:30~16:30
2.開催場所
大樹町生涯学習センター オークホール(定員150名)
(北海道広尾郡大樹町双葉町6番地1)
3.申込
事前申込不要、入場無料
4.プログラム
○ 話題提供
(1)「タンチョウって、どんな鳥?~生態と個体数について~」
正富 欣之(NPO法人タンチョウ保護研究グループ 副理事長)
(2)「市民とともに作るタンチョウ自然採食地~鶴居村での取り組み~」
有田 茂生(元・公益財団法人日本野鳥の会
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ)
(3)「酪農地帯のタンチョウ~ツルオ君のこと~」
百瀬 邦和(NPO法人タンチョウ保護研究グループ 理事長)
(4)「十勝川での取り組み」
佐々木 靖博(北海道開発局帯広開発建設部
池田河川事務所計画課調整係長)
(5)「ツルと歩む50年」
阿部 良富(酪農家・忠類農業協同組合理事)
○ パネルディスカッション
「地域とともに考える、タンチョウ分散の取り組み」
5.主催等
主催:公益財団法人北海道環境財団、環境省北海道地方環境事務所
協力:大樹町、北海道ラムサールネットワーク、一般社団法人湿原研究所、
特定非営利活動法人タンチョウ保護研究グループ
協賛:アサヒビール(株)、ニッカウヰスキー(株)
後援:公益財団法人日本野鳥の会
6.問い合わせ先
公益財団法人北海道環境財団 (担当:内山)Tel. 011-218-7811
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