チュウヒ
Circus spilonotus



北海道へは夏鳥として渡来し、湖沼や大河川・湿原などのヨシ原が広がっている
環境などで見られます。渡りの時期(特に秋)には、内陸の山間部にも出現し、
森の上を飛ぶ姿に驚くこともあります。
オホーツク圏では涛沸湖などでよく見られ、秋の渡りの時期には個体数がやや増します。
羽色には個体差が大きく、年齢差や雌雄差、また国内で繁殖するタイプや大陸で見られるタイプなど、
実に様々で、少々混乱することもあります。
本種を含むチュウヒ類は、帆翔時に翼をやや反ったV字型に保つため、
全体茶褐色の地味な羽色の個体でも、容易にトビなどと見分けることができます。
オホーツク圏ではほかにハイイロチュウヒも秋の渡りの時期を中心によく見られますが、
体色の違いのほかに、本種の方がはばたきがやや遅く、飛び方が全体にゆったりしている
などの行動面でもある程度見分けることができます。
秋の涛沸湖では両種が数羽ずつ飛び交う光景も見ることができ、じっくりと見比べることもできます。




国内型♀成鳥 2003.10.01 涛沸湖