ヒバリ
Alauda arvensis



オホーツク圏では夏鳥として渡来し、草原や河川敷・畑地などでごく普通に見られます。
春と秋の渡りの時期には数十〜数百羽の大群で見られることもあります。
さえずりは”ピュルピュル”や”ギーツクギーツク”など、
いくつかのフレーズを組み合わせた長く複雑なもので、
空中に浮かびながら、また地上に止まっている時も鳴きます。
ピンと立った冠羽が目印ですが、伏せていてまったく目立たないことも多く、
また嘴の長さ太さや体色、大きさまで意外と個体差があり、
渡りの時期にはしばしば多種と誤認されることがあるので気をつけましょう。
春3月、まだ渡ってきたばかりの時には雪原にぽっかりと空いた地表に多くの個体が集結するので、
こういった個体差をじっくりと観察することができます。
日本で一般に繁殖するものは亜種ヒバリ、野付半島など道東で繁殖するものは亜種オオヒバリとされているほか、
渡りの時期には南千島等で繁殖する亜種カラフトチュウヒバリも通過するとされていますが、
この3亜種の野外識別は非常に困難で、オホーツク圏で繁殖するものが実際にどの亜種か、
また広大なオホーツク圏に亜種分布の境界線があるのかなど、未解明な点も多く残されています。




亜種不明成鳥(上空のオジロワシを警戒してやや伏せた姿勢。この個体の嘴は結構太い)
2004.06.07 斜里漁港




亜種不明幼鳥(真新しい幼羽のため、上面はきれいな鱗模様。
嘴がまだやや短く、口角が黄色いのが分かる)
2004.06.08 斜里町