ヒシクイ
Anser fabalis



オホーツク圏では春と秋の渡りの途中に立ち寄る旅鳥です。
体長80cmほどの大きなガン類で、ほぼ全身黒褐色をしています。
嘴が黒く、先端近くにオレンジ色の帯があるのが特徴です。
牧草地や畑地などに集団で渡来し、秋はより南へ、春はより北へと渡るための
エネルギーを蓄えるため、一生懸命採食します。
警戒心が強いため、群れを見つけたとしても近寄らず、なるべく遠くから
望遠鏡などを使用して観察すると良いでしょう。
日本に渡来するのは主に亜種オオヒシクイ(A.f.middendorffii)と
亜種ヒシクイ(A.f.serrirostris)の2亜種で、割合的には
8:2で亜種オオヒシクイが多くなっています。
オホーツク圏に渡来するのは亜種ヒシクイで、
涛沸湖や能取湖の周辺が主な渡来地となっています。
亜種オオヒシクイは亜種ヒシクイよりも一回りほど大きく、嘴の形などが異なっています。
オホーツク圏では亜種ヒシクイの群れに混じって数羽がまれに見られる程度です。




亜種ヒシクイ 2003.03.16 涛沸湖



亜種ヒシクイ 2003.03.16 涛沸湖



亜種ヒシクイ 2001.11.21 小清水町(撮影:ゲラぞうさん)



ヒシクイのフン(かなり大きく、まるで犬のフンみたい) 2003.03.22 小清水町



亜種ヒシクイ(左の2羽)と亜種オオヒシクイ(右の2羽)
体の大きさと頭部のシルエットの違いに注意
2003.05.03 涛沸湖