@個体
過眼線が眼の直前でスパッと切れ、
嘴基部(眼先)に小さめの比較的明瞭な
淡色斑(白斑と言って良いくらい淡色だった)がある。
雨覆や翼鏡はコガモ的な色具合。
眼の上下に白っぽい縁取りが
かなり明瞭にあるのがこの個体の特徴だった。
ミカヅキシマアジ的。
いずれの点も、純粋なコガモでも
多少は認められる個体がいると思う
(特に嘴基部に淡色斑が出る個体はそれなりにいる)
が、ここまで顕著だと???
ちなみに@〜B個体は全て同じ場所で、
20±羽のコガモ群中にいた。
2003.04.21 北海道

@個体
現地で見た限り、足は黄色っぽく感じなかったが、
写真で見ると黄色みがあるように見える。
それにしても変な顔。
はじめはトモエガモとの交雑なのかな?
と思っていたが、
コガモにもこういう個体がいるのか?
とも思えてきた。
2003.04.21 北海道

@個体
全体の印象的にはコガモっぽい。
ちなみに体はコガモ大で、
トモエガモよりは確実に小さい。
足はやっぱりちょっと黄色っぽいかなあ。
2003.04.21 北海道

@個体
やっぱりちょっと違和感のある顔をしている。
尾羽に反った白色部は普通のコガモよりも小さく、
目立たないような印象があった。
2003.04.21 北海道

@個体
発見翌日の写真。
影になる部分にいたので
色が黒っぽく写ってしまっている。
2003.04.22 北海道

@個体
コガモ♂との比較。
2003.04.22 北海道

@個体
雨覆の色はコガモ的。
嘴も観察中「大きいかな?」と思えた時も
あったが、
写真を見てみると
コガモの範疇に十分収まるような気がする。
2003.04.23 北海道

A個体
足がはっきり黄色い。
顔のパターンは@個体とほぼ同様だが、
こちらはそれほど顕著ではなく、
眼の上下の縁取りもよりバフ色味を帯びていて
比較的目立たないように見受けられた。
2003.04.22 北海道

A個体
足の黄色は強光線下だからというわけでなく、
あまり光が当たっていなくても
はっきりと黄色く見えた。

ちょっとグレー味が強く写ってしまった。
2003.04.23 北海道
10
B個体
これはコガモでしょうという感じだが、
足はやっぱり黄色い。
この個体を見つけてから、
@とAも結局コガモなのかな? 
という思いが浮上してきた。
だけど@とAはあまりにも変すぎるような気が・・・。
これらがコガモとすると、
図鑑の記述も変えていかないといけない。
Bはともかく、@Aは多種と誤認する
可能性が大いにあると思われる。
2003.04.23 北海道

色々な方にお話を聞いた結果・・・
<結論>
これらは全てコガモです。