キビタキ
Narcissus Flycatcher   Ficedula narcissina


写真1
2005年5月30日 清里町 ♂成鳥 (撮影:たろべえさん)
眉斑と喉から腹・脇にかけての下面が黄色く、喉は赤みを帯びる.肩の白斑も目立つ.


体長14cm スズメ(Passer montanus)と同大かやや小さい
オホーツク圏では夏鳥として渡来し、平地から山地の様々な樹林に生息する。市街地の公園などでも割合普通に見られる。♂は繁殖期に横枝の先などの目立つところに止まってさえずるが、オオルリ(Cyanoptila cyanomelana)のように木の梢に止まることはあまりない。“ピリリッ、チーチョホイ、チーチョホイ”などと鳴き、クマゲラ(Dryocopus martius)に似た“コロコロコロ・・・”という声でも鳴くことがある。♂同士の争いの際にはスズメバチのような低い“ブーン、ブーン”という羽音を出す。
マミジロキビタキ(Yellow-rumped Flycatcher/Ficedula zanthopygia/オホーツク圏未記録)の♂は眉斑が白く、三列風切に大きな白斑があり、下面の黄色は薄いレモンイエローで喉などに赤みはない。♀は腰が黄色く、翼に白斑がある。オオルリの♀は大きくて全体に褐色みが強く、特に尾の赤みが強い。喉も赤みが強く、白っぽい腹以下とのコントラストが際立つ。コサメビタキ(Muscicapa dauurica)は頭と目が大きく見え、全体にオリーブ色みがないグレー。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009