キクイタダキ
Regulus regulus
体長10cmほどと、日本でもっとも小さな鳥の一つです。 ムシクイ類やウグイスなどと同じグループの鳥ですが、この鳥は冬でも見られる留鳥です。 主に山地の針葉樹林・針広混交林で見られますが、 冬にはカラ類の群れに混じって低地で行動する姿がよく見られ、庭先で見られることもあります。 全体にオリーブグリーンをしていますが、頭頂部に黄色い部分があり、種名の由来ともなっています。 翼には白黒の縞模様があり、地味ながら美しい鳥です。 針葉樹の枝先をちょこまかと動き回り、時にはホバリングをしながら小さな昆虫やクモ類などを捕食します。 春には”ツツツツチィーチィーチョリチチチョ”などと聞こえる、細く高い金属的な声でさえずります。 体の割りに声量があり、よく耳にもしますが、 小さな体で動き回りながらさえずるため、声と鳥が結びつかない方も多いようです。 |
2003.05.13 北海道
上の写真と同じ個体 2003.05.13 北海道