キンクロハジロ
Aythya fuligula



冬鳥としてやってくるカモ類です。
海に近い湖沼や河川、港湾内で見られますが、内陸部にも入ります。
スズガモと一緒に行動していることも多いですが、
スズガモよりは淡水域(より穏やかな水域)を好む傾向があります。
雌雄共に冠羽がありますが、雌では冠羽が非常に短く、一見して分からない個体もいます。




♂成鳥 2003.03.11 北海道

♂成鳥(休んでいる時はこのように見える。
背が黒く、冠羽があるのが分かる)
2003.03.12 北海道



♂第1回冬羽(左。右は♂成鳥。
頭部は普通紫色の光沢を帯びているが、光線の角度によっては緑色光沢を帯びて見える。
左の個体は頭部の黒みが強く、脇の白みも強い。胸も第1回冬羽♀より明らかに濃色。
♂第1回冬羽と思われる)
2003.03.11 北海道


♀第1回冬羽(冠羽が短く、全体に褐色みが強い。
嘴の付け根部分にぼやけた白斑が見えるが、この斑の出方は個体差が大きく、
もっとはっきり白いものもいれば、まったく認められないものもいる。
この個体の下尾筒はやや白っぽいが、白くない個体も多い)
2003.03.12 北海道