コガラ
Willow Tit   Poecile montanus


写真1
2005年5月16日 網走市 (撮影:なべよしさん)
嘴は細い.次列風切部が白っぽく見える.顔の黄色は花粉が付着したもの.
写真2
2005年10月28日 津別町チミケップ湖 (撮影:なべよしさん)
嘴は細く、やや尖って見える.足は細め.
写真3
2005年11月18日 網走市 (撮影:なべよしさん)
嘴の会合線は特に白っぽく見えない.頭部の黒色部の光沢はあまり感じない.
写真4
2006年5月17日 網走市 (撮影:なべよしさん)
足は細め.嘴の形、頭部の光沢、次列風切の白などに注目.
写真5
2006年5月10日 網走市 (撮影:なべよしさん)
本種は朽ち木などに自ら穴を掘って営巣する.
写真6
データは写真5に同じ
ヤチダモの朽ち木に穴を掘って営巣したペア.
写真7
2008年2月19日 津別町チミケップ湖 (撮影:なべよしさん)
次列風切の白や嘴の形状に注目.
写真8
2008年3月27日 網走市 (撮影:なべよしさん)
嘴の形状、足の細さ、頭部の光沢に注目.
写真9
2008年5月7日 藻琴山 (撮影:なべよしさん)
カンバ類の朽ち木に穴を掘る.
写真10
2008年12月22日 網走市 (撮影:なべよしさん)
嘴は会合線もさることながら、見慣れるとハシブトガラとの形の違いが目に付く.


体長12.5cm シジュウカラ(Parus minor)よりやや小さく、ハシブトガラ(Poecile palustris)と同大
オホーツク圏では留鳥として低山から山地の針広混交林などで見られ、特に比較的標高の高い山地ではよく見られる。冬には他のカラ類と混群を作り、低地でも割合普通に見かけるが、全般に個体数としてはハシブトガラの方が圧倒しているように思われる。ただし、ハシブトガラと混同している可能性もあり、正確な分布状況については今後の課題である。なお、「日本鳥類目録改訂第6版」では北海道に通常分布するものも亜種コガラ(restrictus)とされているが、さえずりが異なり、形態的にもサハリン産の個体に近いことから亜種カラフトコガラ(sachalinensis/日本では迷鳥とされている亜種)にすべきとの見解もある。
ハシブトガラと酷似するが、(1)嘴が細くてやや尖って見え、会合線は特に白っぽく見えない、(2)頭部の黒色部に光沢がないか弱い(喉も同様とされるが野外での確認は困難)、(3)足(ふ蹠)が細い、(4)趾がささくれだっていない(野外では確認が困難)、(5)翼を畳んだ時は次列風切部が特に白っぽく見える(ただし摩耗等の影響によって一様な色に見える場合もある)、(6)尾は円尾(ただし摩耗などにより角張って見えることもある)などの点で異なっており、条件が良ければ野外識別が可能。常に正確に見分けられるわけではないが、見続けていれば目が慣れ、精度が上がってくるので、焦らず、慌てず、諦めず、じっくり見続けること。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009