クロヅル
Common Crane   Grus grus




体長115cm タンチョウ(Grus japonensis)よりずっと小さいが、アオサギ(Ardea cinerea)より大きい
オホーツク圏ではまれな旅鳥として渡来し、過去2例[1971年3月20日/濤沸湖/1羽][2005年9月1日/斜里町ルシャ/亜成鳥1羽]が報告されている。
ナベヅル(G.monacha)は額を除く頭部と頸が白く、体はより暗色。カナダヅル(G.canadensis)は小さくて頭部と頸が灰色で、額は赤い。嘴は黒い。アネハヅル(G.virgo)は小さくて顔から胸までが黒く、飾り羽となっている。目の後方には白い飾り羽もある。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「斜里地方に渡来したクロヅル(森信也、吉田暖)」知床博研報28:11-12 2007

「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009