クロハラアジサシ
Whiskered Tern   Chlidonias hybridus


写真1
2005年6月18日 紋別市シブノツナイ湖 成鳥夏羽 (撮影:なべよしさん)
ハジロクロハラアジサシよりややがっしりとした印象を受ける.
写真2
データは写真1に同じ

腹が黒く、足が赤い点に注目
写真3
2009年10月16日 濤沸湖平和橋 成鳥夏羽→冬羽 (撮影:なべよしさん)
中央の個体(周りはユリカモメ).大きさに注目.
写真4
データは写真3に同じ
換羽が進んでいるが腹部などにまだ夏羽の名残が強い
.尾は短く、浅い凹型.


体長26cm 翼開長57-63cm 体はムクドリ(Sturnus cineraceus)大
オホーツク圏ではまれな旅鳥として渡来し、海岸に近い湖沼で観察される。過去の記録としては、[1997年9月13日/濤沸湖平和橋/成鳥夏羽→冬羽1羽]、[2003年6月18日/濤沸湖平和橋/成鳥夏羽1羽]、[2005年6月18-19日/紋別市シブノツナイ湖/成鳥夏羽1羽(写真1-2)]、[2009年10月16日/濤沸湖平和橋/成鳥夏羽→冬羽1羽(写真3-4)]が報告されている。
成鳥夏羽は頭上と胸から腹にかけて黒く、特徴的。ハジロクロハラアジサシ(Chlidonias leucopterus)の幼鳥や冬羽はよく似るが、嘴がやや細短いこと、幼鳥は背や肩羽が比較的一様な褐色で羽縁や軸斑があまりはっきりしないこと、冬羽は翼上面の初列風切部や前縁部が黒ずむことなどの相違点がある。アジサシ(Sterna hirundo)は尾が長く、深い燕尾。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Terns of Europe and North America(Klaus Malling,Olsen and Hans Larsson)」Christopher Helm 1995

「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009