クロジ
Grey Bunting   Emberiza variabilis


写真1
2008年5月7日 藻琴山 ♂ (撮影:なべよしさん)
上嘴は黒っぽく、下嘴はピンク色.外側尾羽に白斑がない.♂は全身灰黒色.


体長17cm アオジ(Emberiza spodocephala)よりも大きくてずんぐりとした体型
オホーツク圏では夏鳥として渡来し、山地から亜高山帯までの森林に生息する。渡りの時期には平地でも見られ、数羽の少群で見られることもある。
♂は特徴的な羽色のため特に混同することはない。♀や幼鳥は全体に褐色みが強く、アオジ、特に亜種シベリアアオジ(E.s.spodocephala)の♀と誤認される場合があるので注意。アオジはやや小さくて、下面は黄色みが強く、外側尾羽に白斑がある。ゴマフスズメの日本(北海道では室蘭市で記録)に渡来した亜種ゴマフスズメ(Passerella iliaca unalaschcensis)は大きさや体型が似るが、全体に褐色みが強く、特に腰と尾は赤みを帯び、下面には∧型の黒褐色斑が密にある。ウタスズメ(Song Sparrow/Melospiza melodia)の日本に渡来する可能性が高いタイプのものは本種の♀や幼鳥に似るが、雨覆や風切外縁の褐色みが強く、胸はより暗色で、嘴は上下嘴ともに鉛色。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009