サカツラガン
Swan Goose   Anser cygnoides


写真1
2010年3月30日 斜里町美咲 成鳥 (撮影:管理人)
頭頂から嘴のラインはなだらかでハクチョウ的.嘴基部の白線は不明瞭な個体もいる.
写真2
データは写真1に同じ
手前左の個体.周りは亜種ヒシクイ.白い頸が目立っていた.
写真3
データは写真1に同じ
後ろを振り向いたところ.額から後頸にかけての濃褐色のラインが特徴的.


体長87cm 翼開長165-185cm 日本産ガン類中最大種であるが、ヒシクイ(Anser fabalis)と比較した場合、亜種ヒシクイ(A.f.serrirostris)とほぼ同大で、亜種オオヒシクイ(A.f.middendorffii)よりは小さい。
オホーツク圏ではまれな旅鳥または迷鳥。確実な例としては[2010年3月30日-4月1日/斜里町/成鳥1羽(写真1-3)]の記録が報告されているほか、観察例は過去数回程度あると思われる。ヒシクイ(亜種ヒシクイ)群中に混在し、耕作地などで見られることが多い。
顔から頸にかけての特徴が確認できれば他種と混同する可能性はまずない。ただし、本種を基として家禽に改良された「シナガチョウ」がオホーツク圏内でも飼育されているので注意。シナガチョウは嘴が太短く、基部にこぶがある。また、ガン類では変わった模様を持つ雑種や変異個体が時々観察されるため注意が必要。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009