セグロカモメ
Larus vegae


日本へは冬鳥として多数が渡来します。
オホーツク圏では越冬する個体が少なく、主に旅鳥として通過します。
オオセグロカモメと同大の大型カモメで、背の灰色はオオセグロカモメとシロカモメの中間程度です。
典型的な個体なら他の種との識別もそれほど難しくありませんが、
大きさや虹彩・足の色など、非常に個体差が多い種類なので注意が必要です。
近年は様々な研究の結果、カモメ類の分類が大きく変わってきています。
特に本種をはじめとした大型カモメ類に顕著で、本種は従来の L. argentatus の1亜種ではなく、
L.vegae として独立させることが一般的です。
その場合、従来”セグロカモメ”とされてきたL. argentatus
”ウスセグロカモメ”と呼ばれることが一般的になってきています。
詳しくは『カモメ識別ハンドブック
(氏原巨雄・氏原道昭/著、文一総合出版)』などをご参照下さい。



成鳥冬羽(左の個体) 2001.12.01 斜里川河口(右はオオセグロカモメ)



第1回冬羽(オオセグロカモメ第1回冬羽と比較して、上面の白/黒のコントラスト(模様)が
はっきりとしており、初列風切先端の色が濃く、各羽先に淡色の線があまり出ない)
2000.12.26 斜里漁港




”ウスセグロカモメ ”の北米産亜種(L. argentatus smithsonianus)成鳥冬羽
背の灰色はシロカモメに近い淡さで虹彩は黄白色、眼瞼は黄色〜橙色
2001.01.06 斜里漁港



”ウスセグロカモメ”の北米産亜種(L.a.smithsonianus)幼羽/第1回冬羽
セグロカモメの幼羽や第1回冬羽と比較して明らかに濃色(特に下面で顕著)。
2002.01.21 斜里漁港




”ウスセグロカモメ”の北米産亜種(L.a.smithsonianus)幼羽/第1回冬羽
2002/01/21 斜里漁港(上と同一個体)。