セイタカシギ
Himantopus himantopus



以前は非常に稀な種類でしたが、近年は主に春の渡りの時期に数羽〜十数羽の群れで
各地に渡来し、しばらくの間滞在するようになってきました。
足が非常に長く、ピンク色でよく目立ちます。
嘴は全体に黒く、針のように細くてわずかながら上に反っています。
意外と大きな鳥で、白黒の体と長い足が特徴的なため、遠くからでもいることが分かります。
雌雄ともに頭から後頸にかけて黒っぽい模様が出ますが、個体差が非常に大きく、
真っ白なものや斑状になるものもいます。♀は♂ほどはっきりとした模様にはならないようです。
成鳥の場合、♀は背の黒い部分に褐色味がありますが、
♂では光沢のあるきれいな黒という点で異なっています。




♂(左)と♀(右) 2003.05.11 斜里町(撮影:網走のkeiさん)