シロハラグンカンドリ
Christmas Island Frigatebird   Fregata andrewsi


写真1
2005年8月25日 紋別港“オホーツクタワー” 幼鳥 (撮影:管理人)
嘴は非常に長大.
写真2
データは写真1に同じ

右腋に白線は見られない.
写真3
データは写真1に同じ

左腋にも白線は見られない.
写真4
データは写真1に同じ

翼が非常に長く、悠然と飛翔する.
写真5
2005年8月26日 紋別港“オホーツクタワー” 幼鳥 (撮影:なべよしさん)
写真6
データは写真5に同じ
写真7
データは写真5に同じ


体長89-100cm 翼開長206-230cm 巨大な海鳥
オホーツク圏では過去1例、2005年8月14日〜9月下旬、紋別市に幼鳥1羽が滞在した記録がある(写真1-4)。紋別港内の「オホーツクタワー」で休息することが多く、時々飛び立っては周辺海上や時にはコムケ湖辺りまで移動していたようである。海鳥類によくみられるように本個体も警戒心が非常に薄く、至近距離から観察することができ、バーダーのみならず一般市民もこの南方からの珍客に大いに親しんだようである。
当初、新聞誌面等において「コグンカンドリ(Fregata ariel)」という報道がなされたが、コグンカンドリに見られる「脇に白斑がある(脇まで白斑が延びる)」という特徴が本個体には認められない等の理由により筆者(管理人)は会報(当時支部報)において「(コグンカンドリではなく)オオグンカンドリ(F.minor)」として紹介した。その後、BIRDER誌上(下、参考文献参照)において森岡照明氏により「シロハラグンカンドリ」とする見解が発表された(詳細は割愛する)。学術雑誌等において発表されてはいないため公的記録としては認められていないものの、当会としては森岡氏の見解を支持し、シロハラグンカンドリとして目録に採用した。ただし、森岡氏曰く「グンカンドリ類の2年未満の若鳥識別法はまだ確立されていない」ことから、今後研究が進むに従い、新たな見解が生じる可能性もあると思われる。ここでは若鳥識別法の一助となるべく、様々な角度からの写真を掲載しておくことにする。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「バードウォッチャーの鳥見帳(森岡照明)」BIRDER20[1]p.54-57.2006
「Seabirds an identification guide Rev.ed.(Peter Harrison)」Christopher Helm 1985