トモエガモ
Anas formosa
北海道へは数少ない旅鳥もしくは冬鳥として渡来しますが、 オホーツク圏では記録が少なく、比較的まれな種類です。 コガモの群中に単独で混在していることが多く、♂は写真のように目立ちますが、 ♀はコガモのメスとよく似ていて見逃されているものもいるのではないかと思われます。 ♀の場合、コガモよりやや大きく、嘴の基部に白斑があること、 喉から頬にかけて白い線があることなどの点で異なっています。 カモ類に限らず、沢山いる鳥を1羽ずつしっかりと確認していけば 希少種を発見することが多くなり、スキルアップにもつながります。 |
♂2羽(周りはオナガガモとヒドリガモ。強風で目を閉じているため、目の下の黒色部がY字になって見える)
2003.04.09 斜里漁港
♂(上の1羽。周りのコガモよりやや大きいことが分かる) 2001.05.06 濤沸湖
♀(一見コガモの♀に似るが、嘴基部に明瞭な白斑があり、暗褐色の過眼線が目立つ。
喉から頬にかけて白っぽい線も出て、こちらも結構目立つ。
コガモ群中からシマアジの♀を見つけることができれば、こちらはより簡単。
よく見ると、コガモよりやや大きく、頭の形も後頭部が高いというちょっと違った形をしている)
2003.04.03 北海道(撮影:ゲラぞうさん)