ウミオウム
Parakeet Auklet   Aetha psittacula




体長24cm 翼開長44-48cm エトロフウミスズメ(Aethia cristatella)大
オホーツク圏ではまれな冬鳥として海上に渡来する。野外観察例はほぼ皆無に近いと思われるが、斜里町の海岸において保護拾得例がこれまでに少なくとも3例[1983年11月13日]、[1986年11月12日]、[1987年11月14日]報告されており、知床博物館に標本がある。いずれの記録も11月中旬であり、興味深い。
本種は上面(黒褐色)と下面(白色)にはっきりした色の差があり、赤く扁平なやや大きめの嘴が目立つ。眼から後方にかけて一本の長く白い飾り羽があり、こちらもよく目立つ。夏羽と冬羽に大差はなく、特徴的な外見のため他種と混同する恐れは高くはないと思われるが、幼鳥は嘴が黒っぽく、眼の後方の飾り羽もほとんど目立たないため注意が必要。

参考文献
「北海道野鳥図鑑(河井大輔、川崎康弘、島田明英)」亜璃西社 2003
「決定版日本の野鳥590(真木広造、大西敏一)」平凡社 2000
「The Sibley Guide to Birds(David Allen Sibleyl)」National Audubon Society 2000
「Birds of East Asia(Mark Brazil)」Christopher Helm 2009