2023年10月28日 9:00-12:10
[あばしりネイチャークルーズ]
網走沖の海鳥観察会を開催しました。時化やコロナなどで機会を失ってきた支部でのクルーズ観察会は実に5年ぶり。当日の気温は10℃ほどで少し肌寒い気温でしたが、風も北西2m/sほどと出港には問題なく、沖へ繰り出すことができました。港を出て30分ほど北進し、大きな潮目を過ぎたあたりからウトウの群れが目立ち始め、ウミガラスやウミスズメが散見されました。沖合にはカモメ類の”鳥山”が度々見られ、水面下にはイワシなどの群れがいるのか、ハイイロミズナギドリやアビ類にとっても重要な採餌スポットとなっているようでした。沖では釣り船も数隻浮いており、それらからのおこぼれを期待してか、クロアシアホウドリが少なくとも5羽が目視圏内に集っていました。クロアシは網走沖ではここ数年で本当に見やすくなった種の一つです。乗船された方々のおかげもあり、37種類の鳥類とカマイルカを確認し、大変有意義な時間となりました。お世話になった前田船長はじめ乗組員の皆さま、ご乗船いただいた皆さまに感謝申し上げます。
【参加者】9名
【確認種】コクガン、マガモ、コガモ、スズガモ、シノリガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、コオリガモ、ウミアイサ、アカエリカイツブリ、オオハム、シロエリオオハム、クロアシアホウドリ、ハイイロミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、カモメ、ワシカモメ、シロカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメ、クロトウゾクカモメ、ウミガラス、ケイマフリ、ウミスズメ、ウトウ、オジロワシ、ハシボソガラス、ドバト(37種、港内を含む)
その他:カマイルカ
報告:城石一徹
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