2019年度 日本野鳥の会連携団体全国総会へ参加して
昨年に引き続き千葉県幕張にて開催された表題の総会へ参加してきました。今年も本部と全国各支部から100人超の参加者があり、活発な議論と情報交換、交流等が行われました。
本部からは全国鳥類繁殖分布調査への協力のお願い、風力発電施設と野鳥との軋轢に関する内容、探鳥会におけるリスクマネジメント等について話題提供、提案等がありました。各支部からは最近は特に関心の高い風力発電施設、メガソーラー事業計画に関する懸念事項や現況の説明、茨木県支部からはハス田防鳥網対応への請願の署名協力に対するお礼、その他各ブロック総会の報告等が発表されました。
本年度も2日目の朝には安西理事による早朝探鳥会が開催されました。今年は各地区ブロック対抗となり、鳥の種数ではなく、鳥の「行動や姿」をどれだけ確認できたかを競い合う「何してるウォッチング」を行いました。鳥の種類がわからない方でも参加でき、1羽の鳥がどんな行動をしていて、次はどんな行動が起こるかをまじまじと観察することは、バードウォッチングに慣れ親しんでくるとついつい忘れてしまうことだと再認識する機会となりました。是非普段の探鳥会にも取り入れて、鳥の行動生態に焦点を当ててみるのも面白いかもしれないと思いました。
前述のとおり、今年も探鳥会を行う際に気を付けておくべき「リスクマネジメント」についてのお話がありました。上を見ていると、足元が滑ってしまったり、足元を気にしていると、木の枝に頭をぶつけたり…。何より自分の身の安全は自分で守ることを大切にして、それぞれが楽しく探鳥会ができるよう努めたいところですね。オホーツク地方は日に日に寒さが厳しくなってまいりますが、天候と体調、生活習慣に気を付けて、日々の野鳥観察を楽しみましょう。
文責:一徹さん
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