[斜里川河口]
2023年10月1日 10:00~
数日前から怪しげだった探鳥会当日の天気予報でしたが、雨に降られず穏やかな天候の中で行うことができました。オホーツクの湖沼群にはガン類やカモ類などが続々と渡ってきておりますが、斜里川河口にも北国で繁殖シーズンを終えたカモメの仲間などがやってきていました。少人数での探鳥会となり、野鳥一羽一羽をじっくり観察できる機会になりました。河口に着くなり、1羽のアジサシが飛び回っているのを発見。堤防にはカワウ、ウミウ、ヒメウが群れており、河口にはカモメ類が採食や水浴び、休息する姿が見られました。カモメ類はこの時期にしては少なめに感じられましたが、近くの浜辺や堤防、沖にも分散していたのかもしれません。河口には例年通りサケが遡上しており、産卵を終えた亡骸をカモメやカラスたちが啄む様子も観察できました。カモメたちを観察していると一斉に飛び立ち、振り向けばオジロワシが数羽、上空を通過することが度々ありました。河口の岸壁沿いにはタヒバリやイソシギなどの姿も見られ、季節の移ろいを感じられる時間となりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
【確認種】クロガモ、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、シロカモメ、セグロカモメ(うち’Taimyrensis’(タイミルセグロカモメ)※1羽を含む)、オオセグロカモメ、アジサシ1、トビ、オジロワシ、オオタカ1、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ドバト(以上26種)
※’Taimyrensis’の分類に関して様々な見解がありますが、ここではセグロカモメとニシセグロカモメの交雑個体とする一見解に基づいて、セグロカモメに含めています。
【参加人数】6名
報告:城石一徹
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