2025年2月2日 午前10時〜11時
[定例探鳥会・網走港ぽぽ260]
天気は曇り、気温-4℃、風もなくこの時期にしては穏やかな条件で探鳥会を行うことができました。開始直前には流氷砕氷船おーろらが漁港内を周遊しておりましたが、今年はまだ網走に流氷が到着しておらず、港内のみを回る遊覧船状態のようです。
ぽぽ260の上から港内や外海を眺め、堤防上にとまるオオワシや波間のシノリガモ、岸壁に佇むヒメウなどを観察しました。港内の堤防にとまるオオセグロカモメの群れを眺めていると、腹部がべったりと茶色く汚れた個体1羽を確認しました。どうやら重油が付着した油瀑個体と思われました。オホーツク海付近での油流出事故の知らせは特に入ってきてはいませんが、道南方面では今年1月頭に残念なニュースがあったのを思い出しました。何らかのきっかけで油が付着した不運な個体でしたが、こうした観察機会もそうそうないことから、今後こうした個体をいち早く情報共有できるための経験となるよう探鳥会参加者の皆さんで観察しました。その他遠巻きではありましたが港内のアザラシなどを見てお開きとしました。参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
【観察種】ヒドリガモ、マガモ、スズガモ、シノリガモ、ビロードキンクロ、ホオジロガモ、カワアイサ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、ヒメウ、オオワシ、オジロワシ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト(以上15種)
ほか港内にアザラシ類(推定ゴマフアザラシ)
【参加者】22名
報告:城石一徹
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