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日本野鳥の会オホーツク支部ブログ

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【探鳥会報告】100905/濤沸湖

9:00~、濤沸湖・白鳥公園にて探鳥会を実施しました。

先週の能取湖・卯原内での探鳥会時には運悪くチゴハヤブサの襲来を受けたためシギチがほとんど見られずじまいでしたが、今日はうってかわってシギチが多く、とても観察しやすかったです。

白鳥公園の向かいの中洲で、オバシギとコオバシギが餌を探し忙しく動き回ります(写真下)。両者の違いを比べやすく、参加者の皆さんも熱心に観察していました。
コチドリとメダイチドリ、キアシシギとイソシギ・・・。今日は次々に現れる鳥に皆集中し、図鑑をめくるのも忙しい。

極東ロシア等で繁殖し、オホーツクの湖沼群を経由して遙か南へと自らの力で渡っていくシギチたち。彼らがはばたく力の源となる泥の中の無数の生き物たち。シギチなどの鳥たちだけでなく、すぐ足元の水中を泳ぐクロソイの稚魚やハゼ類、カニ類なども観察し、ラムサール条約登録湿地・濤沸湖の豊かな生態系への理解を深めました。
鳥合わせをしたあと、白鳥公園近くの沼にコアオアシシギがいるとのことで、散歩がてら有志に呼びかけ見に行きました。二次会です。
アオバトや、より近くに来たオグロシギなどを観察し、さあ戻ろうかと思ったらコアオアシシギが出現。図鑑でアオアシシギとの違いを確認していたら、オジロワシが何かをハンティングしたとの声が。
若いオジロワシが中洲で何かを食べています。アオバトを狙ったようですが追い切れず、どうやら魚を捕まえたようです。餌はなんだろう、どうやって捕まえるんだろう、寄ってきたカラスなどの話で盛り上がってるうちに、遠くをヒシクイが2羽飛び、有刺鉄線の上にカワセミがとまりました。

シギチはじめ、たくさんの鳥やいろいろな生き物たちを観察でき、とても楽しい探鳥会となりました。
確認種:カワウ、アオサギ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カワアイサ、トビ、オジロワシ、コチ ドリ、メダイチドリ、トウネン、ハマシギ、コオバシギ、オバシギ、コアオアシシギ4羽、アオアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、イソシギ、オグロシギ、チュウ シャクシギ、タシギ1羽、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ、アジサシ、キジバト、アオバト、ハクセキレイ、ノビタキ、オオジュリン、カワラヒワ、スズ メ、ハシボソガラス、ハシブトガラス(以上39種類)
探鳥会終了後・ヒシクイ2羽、カワセミ1羽
参加者:29名(内訳:北見市10名、網走市11名、小清水町2名、大空町東藻琴1名、斜里町2名、津別町1名、湧別町2名)

次週12日は紋別市のコムケ湖です。参加される方は9時までに国際キャンプ場前の駐車場(湖側)までお集まり下さい。事前申し込みは不要です。飛び入りも歓迎ですので、お気軽にどうぞ。

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