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日本野鳥の会オホーツク支部ブログ

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濤沸湖ハクチョウ類カウント調査(101114)

2010年11月14日(日)9:00~、濤沸湖においてハクチョウ類のカウント調査を実施しました。

これは北海道オホーツク総合振興局、網走市、小清水町と当会が合同で2004年から実施している調査で、今回で7回目となります。

濤沸湖でハクチョウを見るポイントといえば網走市北浜の「白鳥公園」がまず思い出されますが、まだ結氷しないこの時期は一点に集中せず湖のほぼ全域に散らばっていますので、なるべく全域をカバーするために6ヶ所の地点にわかれ、時間を決めて一斉にカウントを行いました。

調査の結果、総数772羽(いずれもオオハクチョウ)となりました。これはこれまでの調査で最も少ない数字ですが、必ずしも「濤沸湖に渡来するオオハクチョウが減った」ことを意味するものではありません。実際に、11月8日に当会会員のなべよしさんがカウントした結果では、「オオハクチョウ2025羽、コハクチョウ4羽」という数字が出ております。

これまでのところ濤沸湖におけるオオハクチョウの渡来のピークは11月中旬頃と考えられ、カウント調査も毎年この時期に設定しているのですが、今年はどうやらピークが若干早まったようです。オオハクチョウのみならず、年によって渡りの時期は多少前後しますので、この程度のズレは許容範囲といったところかなと考えております。もし今後何年もこういった状況が続けば、「2010年頃から渡来のピークが早まった」といえるようになると思いますが、まだ単年度の調査結果だけでは確定的なことは言えません。

今後も各機関の協力の下、こういったカウント調査を継続して実施していくことで、いろいろなことが見えてくるものと思います。当会としても可能な限り協力していきたいと思っております。

なお、こういった活動に参加してみたいという方は大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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