2013年10月6日 斜里川河口
今年もまたカモメの季節がやってきました。たぶん毎年同じことを言っていると思いますが、オホーツク沿岸でカモメ類の基本8種全てを同時に観察するのは10月の今頃が一番なのです。特にセグロカモメの仲間を数多くじっくりと観察するのは、まさに今この瞬間を除いて他にありません。
今日の探鳥会でもオオセグロカモメとセグロカモメの群れの中から、ワシカモメやタイミルセグロカモメ(足の黄色いセグロカモメ)を探しました。可愛い顔をしているミツユビカモメは、やっぱり女子陣には人気があります。沖を見れば、ゴマ粒のようにしか見えませんでしたが、アビ類やトウゾクカモメ類が時々東へパラパラと飛んでいきました。目の前の堤防には最近激増中のカワウが休み、ウミウとの識別に頭を悩ませました。
そして今日の探鳥会には、国内有数のカモメ観察者のSさんが参加してくれました。そこで、普通はなかなか見つけることが困難なモンゴルセグロカモメの幼鳥を2羽発見してくださり、白と黒とのコントラストが美しく、なんとなく他のカモメ類の幼鳥よりも上品な感じのカモメを皆で見ることが出来ました。Sさんどうもありがとう!!
中央の尾羽を広げて羽づくろいをしている白黒の個体がモンゴルセグロカモメです(げらぞうさんご提供)
ミツユビカモメの成鳥(上)と、幼鳥(下)(A.S.さんご提供)
シノリガモ(A.S.さんご提供)
アジサシ(A.S.さんご提供)
【確認種】オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、コガモ、シノリガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、アビSp.、カワウ、ウミウ、ミツユビカモメ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、シロカモメ、セグロカモメ、タイミルセグロカモメ、モンゴルセグロカモメ、オオセグロカモメ、アジサシ、トウゾクカモメSP.、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ドバト(以上、31種)
【参加者】17名(内訳:網走市4名、北見市4名、紋別市1名、斜里町1名、小清水町2名、遠軽町生田原2名、津別町1名、愛知県1名、滋賀県1名)
コメントはまだありません。
コメントのRSSを取得する トラックバック