2014年6月1日 津別町・21世紀の森
21世紀の森は津別町市街地に隣接したアクセスしやすい位置にあり、散策路やキャンプ場などが整備された公園です。
園内には遊具施設などもある一方、大径木の郷土樹種が保存されたエリアもあり、多様な環境が混在した空間となっています。
ここでどのような野鳥が見られるのかはまだ詳細なデータがなく未知数の部分が多いのですが、地元・津別町の会員の方によって少しずつ情報が集められており、なかなか魅力的なフィールドであることがわかってきました。
初の開催となった探鳥会、総勢27名の方にお集まり頂きました。
地元のくぅさんにご案内頂きながら、遊歩道を歩きはじめました。遊歩道沿いのいろいろな樹種を観察しながら歩を進めて津別川のほとりに出ると、上空をイワツバメが乱舞している姿が見られました。コロニーが近くにあり、餌をとりに来ていたようです。イワツバメとショウドウツバメの見分け方や、ついでにアマツバメとハリオアマツバメの見分け方をレクチャーし、みんなで「イワツバメは腰が白い」ことを観察しました。
その後、河原を歩くキセキレイを観察したり、大径木の樹冠部で鳴いていて姿がまったく見えないオオルリの声を聴きながらキャンプ場へ。さらに奥へと歩き、池でタニシや小魚、羽化しているトンボなどを観察していると、「チー」という甲高いカワセミの声が。残念ながら声だけで姿はほとんど見られませんでしたが、その存在がわかっただけで嬉しくなりました。
さらにさらに奥へと歩き、急な階段を登って公園の頂部に出、まるで我々を待ち構えていたかのように出没するキビタキに何羽も遭遇しながら駐車場へと戻り、鳥合わせをして解散となりました。
とにかく広い公園なのでコースや時期の設定などにはまだ改良の余地があると思いますが、探鳥地としてはとても魅力的な場所だと思います。今後もここで探鳥会を開催していきたいと思いました。
最後になりましたが、本日ご案内頂いたくぅさん、どうもありがとうございました。
【確認種】キジバト、ツツドリ、カッコウ、トビ、オジロワシ(成鳥1羽)、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒバリ、イワツバメ、ヒヨドリ、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、キバシリ、カワガラス、キビタキ、オオルリ、ニュウナイスズメ、カワラヒワ(以上、26種)
【参加者】27名(内訳:津別町2名、北見市11名、網走市7名、美幌町3名、小清水町1名、置戸町1名、遠軽町生田原1名、旭川市1名)
※野鳥の写真はA.S.さんご提供。
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