2015年4月18日 海岸調査講習会:網走市二ツ岩
当支部では2006年の油汚染海鳥大量漂着事件以来、毎年春に海岸調査を行っており、どこに、どういったものが、どのくらい漂着しているかのデータを蓄積しています。
この海岸調査は決して難しいものではなく、何らかの調査経験者であればすぐに方法をマスターできるようなものですが、調査未経験の方には多少取っ付きづらい面もあるかと思いますので、実際に体験してもらう場として講習会も開いております。
今年は昨年に引き続き、網走市の二ツ岩海岸で実施しました。
8時に集合し、調査用紙等を配布して簡単に調査の経緯についてレクチャーをしたあと、実際に浜に出て調査を実施しました。
気温が低くぐずついた空模様になるかの予報でしたが、実際には好天に恵まれ、風もほとんどなく、防寒服を着込んだ身には暑さすら感じるような条件下での調査となりました。
二ツ岩の隙間をすり抜けて北側へ出てそのまま海岸を北上し、1.5kmほど先で折り返し、往復しました。元々ゴミの少ない海岸ではありますが、今日はほとんど漂着物が無く、異常が無くて嬉しい反面、講習会としては少々物足りない面もあったかと思います。それでもアシカ科の第1脊椎(郷土博物館U氏の見立て)や、風化の進んだドラム缶、何者かに捕食されたと思われるワシカモメの羽毛などが見つかり、記録の方法についてレクチャーを行いました。11時頃に終点(始点兼)へと戻り、解散としました。
海岸調査は今年も5月下旬まで実施しています。
調査要領等は当支部ホームページに記載しておりますので、興味のある方はそちらをご覧頂き、お近くの海岸でチャレンジしてみて下さい。よろしくお願い致します。
【参加者】14名(内訳:網走市11名、小清水町2名、遠軽町生田原1名)
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