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【定例探鳥会報告】150621/ワッカ原生花園(北見市常呂町)

ワッカ原生花園

ワッカ原生花園

トビ Milvus migrans

トビ
Milvus migrans

ノビタキ Saxicola torquatus

ノビタキ
Saxicola torquatus

ノゴマ(♀) Luscinia calliope(f)

ノゴマ(♀)
Luscinia calliope(f)

ノゴマ(♂) Luscinia calliope(m)

ノゴマ(♂)
Luscinia calliope(m)

オオジュリン Emberiza schoeniclus

オオジュリン
Emberiza schoeniclus

2015年6月21日
ワッカ原生花園(北見市常呂町)

オホーツク・ブルーの清々しい青空が広がる、とても気持ちの良い散策日和となりました。
ネイチャーセンターの裏から草原の中の小道を進むと、ノゴマやノビタキ、オオジュリンなどが次々に一行を取り囲むように現れてくれました。
中には巣で待つヒナに餌を運んでいる途中と思われるものもいましたが、こうした個体は確認次第なるべく速やかに距離を置きました。
餌をくわえて鳴きながらずっと止まっている小鳥のほとんどは、「サービス精神が旺盛」というわけでは決してなく、観察者を警戒しているだけなのです。こうした際に長時間観察や撮影を続けてしまえば、巣に餌を運ぶことができないか大幅に遅れてしまうことにより、巣の中のヒナが死んでしまうことがあります。全滅は免れても、本来3羽巣立つはずが1羽になったりしてしまうこともあります。こうなるととても「繁殖成功」とは言えません。私たちが大好きな鳥を私たち自身が結果的に殺めてしまうことになるのです。バードウォッチャーやカメラマンはこのことを留意し、過大なプレッシャーを与えないよう、注意深く観察するように心がけるべきと思います。

さて、草原の中の小道から出て、真っ赤なベニマシコや上空を飛び回るオオジシギ、通過していくオジロワシなどを見ながら舗装道路を海へ向かいました。海上には少々遠かったものの、ウトウやヒメウの姿がちらほら。オホーツク海を越えてくる冷たい浜風がカラダを冷やすので、あまり長居をせずにUターン。園路をのんびり散策しながらネイチャーセンターまで戻り、鳥合わせをして解散としました。
ご参加下さった皆さま、どうもありがとうございました。

【確認種】キジバト、アオバト、ヒメウ、カワウ、アオサギ、カッコウ、オオジシギ、ウミネコ、オオセグロカモメ、ウトウ、トビ、オジロワシ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、マキノセンニュウ、シマセンニュウ、エゾセンニュウ、コヨシキリ、ノゴマ、ノビタキ、カワラヒワ、ベニマシコ、アオジ、オオジュリン、アリスイ(以上、26種)

【参加者】34名(内訳:北見市7名、北見市常呂町1名、網走市8名、佐呂間町2羽、小清水町2名、大空町女満別1名、美幌町2名、津別町2名、置戸町1名、遠軽町生田原1名、興部町2名、旭川市1名、東京都2名、愛知県名古屋市2名)

報告:管理人・小清水町在住
写真はY.O.さんご提供

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