2015年8月1日11:35-14:45
網走沖海鳥クルーズ
網走市の道の駅『流氷街道網走』から出港しているネイチャークルーズ船『チパシリ号』を支部で貸し切って、会員限定の海鳥観察をメインにしたクルーズを楽しんできました。
昨日から今朝まで大雨洪水警報が発令され、北風も吹く荒れた天候だったのですが、なんとか回復してくれたので出港できることになりました。ただ、船長さん曰く「まだ沖では北の風が6m」とのことで、あまり沖合までは足を伸ばさず、比較的沿岸域で海鳥を探しましょう、ということになりました。
出港してしばらくは波風がややあり、その影響か鳥影が乏しい状況が続きましたが、次第に波浪も落ち着いてきて、海鳥たちの姿がちらほらと目に付くようになりました。
まず私ども一行を出迎えてくれたのは夏羽が美しい2羽のウミガラスでした。遠くに浮いているのを会員のタローさんが見つけ、船長さんの巧みなテクニックでそっと近づいてもらい、全員でじっくりと観察することができました。
この出会いを皮切りに、その後はアカアシ・ハイイロ・フルマのミズナギドリ類が眼前の海上を横切ったり、高いところをトウゾクカモメが通過していく様子が時々観察されるようになりました。
圧巻だったのはやはりカマイルカ。船の周りに200頭、沖に100頭の、合計300頭ほどの群れに出会うことができ、長い時間船と一緒に併走してくれる姿を堪能できました。親子連れのイルカが多く見られ、小さな仔イルカが賢明にジャンプしたりする姿も観察でき、船上が大いに沸き立ちました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ります。まだまだイルカや海鳥たちと遊んでいたいところでしたが、帰港の時間が迫り、後ろ髪を引かれる思いで沖を後にしました。
最後になりましたが、チパシリ号の前田船長、そして網走市観光協会様には今回も大変お世話になりました。また企画したいと思いますので、よろしくお願い致します。
【観察種】フルマカモメ10±羽、ハイイロミズナギドリ5±羽、アカアシミズナギドリ3+羽、ヒメウ1羽、カワウ、ウミウ、アカエリヒレアシシギ30±羽、ウミネコ、オオセグロカモメ、トウゾクカモメ3+羽、ウミガラス2羽、ウトウ1羽、カマイルカ、ネズミイルカ
【参加者】11名(内訳:網走市2名、北見市2名、小清水町2名、津別町1名、雄武町1名、江別市1名、東京都2名)
報告:管理人・小清水町在住
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